マツエクの施術には欠かすことのできないグルーは、実はとても繊細なもの。そのため、使用期限を厳守することは必須ですよね。しかし、「まだまだ期限まで日にちがあるのに、なんだかいつもと操作性が違う気がする…」と感じた経験を持つアイリストも多いのでは?このようなケースに遭遇したとき、使用期限には余裕がまだあることから破棄するのには悩んでしまうもの。では、グルーの替え時のタイミングとは一体いつなのでしょうか。今回は、グルーの替え時を見極めるポイントについて詳しく検証していきましょう。
グルーの劣化原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。まずはその点について確認していきましょう。
これまでにもBeautéでは、グルーの使用期限について何度がご紹介してきましたが、今一度ここでおさらいしておきましょう。
エクステの接着時に使用するグルーは、各メーカーや製品によって使用できる期間が多少異なります。しかし、多くのものは、
と設定している場合が一般的です。(※”開封済みの場合”というのは、商品が到着してから即日開封する場合のことを指します。)
グルーの特性上、日を追うごとにグルーの鮮度は日々低下していきます。そのため、常に鮮度の高いグルーを使用するようにし、1カ月程度で使い切るのが理想的です。また、商品が到着してから開封するまでに日が空いてしまうと、その分使用できる期間が短くなってしまうことにも注意しておきましょう。
サロンのなかには、まとめ買いすると送料が安くなることを理由に、グルーを一度に大量購入するところもあるかもしれません。しかし、未開封でも消費期限に使い切ることができなければ、劣化を進めてしまうだけ。開封せずに化粧品冷蔵庫で保管する方法もありますが、湿度管理までは化粧品冷蔵庫では管理ができないため、品質がキープできないケースも考えられます。そのため、在庫を抱えすぎて期限内に使い切れないという事態は避けたいところ。手間はかかりますが、こまめに購入する方がグルーの品質管理には適しているでしょう。
「使用期限の超過=グルーの劣化」につながってしまうことから、グルーの使用期限については、細心の注意を払っているというサロンがほとんどでしょう。しかし、グルーが劣化する原因は、使用期限だけではありません。
こちらの過去記事では、次のようなことを原因として挙げていました。
上記のようなことが原因となり、本来ならまだ使用できるはずのグルーの劣化を進めてしまっているケースも少なくありません。グルーは高温多湿に弱く、また空気中の微量な水分に反応して硬化をし始める特性があります。そのため、保管管理や使用法には十分な配慮が必要となります。
劣化したグルーでは、お客様に最高のパフォーマンスをお届けすることはできません。では、グルーの劣化に気付くためには、具体的にどのようなポイントをチェックすればよいのでしょうか。Beautéが考えるチェック項目を挙げてみました。
これらの現象に遭遇した経験はありませんか?グルーの劣化とは、硬化することを意味します。
なかには、操作しやすいようにと最初から多少粘度が高めのグルーも存在します。しかし、開封したときよりも明らかにドロッとしていたり、糸を引いていたりと粘度が高くなっている状態が見受けられた場合には、それは劣化が進んでいるサイン。上記のような兆候が見られたら、そのグルーを使用し続けることは避けた方がよいでしょう。ボトル内にまだ十分なグルーが入っていたとしても、潔く廃棄することが大切です。
グルーの使用期限というのは、あくまで目安のひとつでしかありません。重要なのは、グルーの状態に常に気を配るように意識し、使用可能であるかどうかをしっかり見極めること。見極めに悩む場合は、ほかのスタッフにも確認してもらうなどして、判断を仰ぐようにしましょう。
先ほど紹介したチェックリストの項目のような兆候が見られないかどうか、確認を怠らないようにすることが大切です。では、もしも、グルーの劣化のサインを見逃してしまったら…一体どのようなリスクやトラブルが起きるのでしょうか。
劣化したグルーは、粘度が高くなりドロッとしていることも少なくありません。そのようなグルーを使用して施術をするとどうでしょうか。接着面がダマになってしまい、表面に凹凸ができてしまったり、変に根本のみボリューム感が出てしまったりして、見た目にも美しい仕上がりとなりません。なかには、過度なグルーの使用によってエクステや自まつげに重さがかかり、せっかくの上向きまつげが下向き加減になってしまうこともあるでしょう。
そのほか、そのダマになってしまった部分がまぶたにあたり、お客様が違和感を覚えて触り癖がついてしまう場合や、洋服の着用時やタオルで顔を拭く際に、繊維がその凹凸部分に引っかかるケースも。そうなると、エクステが取れてしまう事態にもなりかねません。
劣化したグルーは硬化速度が通常よりも遅くなります。硬化が不十分のまま施術を続けると、隣同士のエクステがくっついてしまうこともあり、ブロアをあててしっかりと乾かすことが大切です。グルーが劣化していると硬化速度が遅い分、ブロアをあてる時間を十分に確保しなければならず、施術時間も比例して長くなってしまいます。
グルーの粘度が高くなっていると、グルーの適量をオーバーしてしまうことも。そうなると通常の完全硬化に必要な時間よりも、さらに時間を要してしまうこととなります。一般的なグルーを使用している場合、施術後の入浴は24時間控えていただくよう依頼することが多いですが、24時間経過後も完全に硬化しきっていない場合もあるかもしれません。その結果、洗顔や入浴などの行為によって完全硬化の途中で水分に触れてしまい、表面が白くなる「白化現象」が起こる可能性も否めないでしょう。
硬化時間が遅くなることで高まるリスクは、白化現象だけではありません。アレルギーリスクが高まる可能性も考えられます。硬化しきっていない状態で水に触れてしまうと、ホルムアルデヒドが水分中に溶け出てしまうことも。その水が皮膚に触れたり、誤って目に入ってしまったりするとどうなるでしょうか。お客様の体質によっては、炎症などのアレルギー症状を引き起こしてしまうケースも考えられます。
劣化したグルーの使用によって起こり得るリスクやトラブルはたくさん挙げられます。これらは、どれもお客様の満足度にも関わってくる重大なことばかり。劣化したグルーが原因で、大きなクレームとなってしまったり、大切なお客様を失ってしまったりすることにもつながりかねません。そのため、使用期限を守ることだけにとらわれずに、保管や使用方法にもしっかり気を配り、グルーの品質を常にチェックする体制づくりが大切となるでしょう。
1本、数千円することも珍しくないグルーは、決して安いものではありません。そのため、使用期限が迫っていないグルーの廃棄にためらう気持ちも理解できますが、経費削減よりもリスク管理に重点を置くことが大切です。1本のグルーの替え時を見誤ったために、大切なお客様を失うといった事態だけは避けたいものですよね。ぜひグルーの品質管理の方法や重要性について、サロン内でも再度共有してみてはいかがでしょうか。
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