グルーに保管期限があるのはアイリストの周知の事実ですが、マツエクのラッシュには使用期限はあるのでしょうか?エクステの仕上がりを左右するラッシュのパフォーマンスは、アイリストにとって重大な問題です。ラッシュの使用期限や正しい保管方法について、詳しくチェックしていきましょう。
まず、マツエクのラッシュの使用期限についてチェックしていきましょう。
マツエクのグルーには使用期間が定められていますが、マツエクのラッシュには、使用期限は定められていません。パッケージや商品説明にも使用期限については特に記載されておらず、どこのメーカーも特に設定していないようです。とはいえ、保管状況によっては使用感が変わってしまうことも。ラッシュはお客様の目元に使用するものなので、早めに使い切るにこしたことはありません。
マツエクのラッシュに使用されている繊維素材は、ポリブチレンテレフタレートという特殊樹脂です。PBT樹脂として表記されることもあります。ポリブチレンテレフタレートの特性は
◆形状維持能力が高い
◆耐熱性が高い
◆耐薬品性が高い
といった、エクステのラッシュに必須の条件を備えたものです。樹脂で連想されるプラスチックは、劣化したり色褪せたりすることもありますよね。プラスチック製品に使用される樹脂とラッシュに使用される樹脂は同様ではないため、一概には言えませんが、同じ樹脂系素材である以上、劣化する可能性がないとは言い切れないでしょう。
また、シルクラッシュ、ミンクラッシュ、セーブルラッシュなど、ラッシュにはいくつかの種類がありますが、その違いは素材ではなく質感。例えばシルクラッシュでいうと、まるでシルクのような触り心地ということでメーカーがネーミングしたものであり、シルクを素材に使用しているわけではありません。素材は基本的にどれも同じくポリブチレンテレフタレートが使用されています。
続いて、ラッシュの保管について詳しく見ていきましょう。
ラッシュの保管場所で注意したいのは
◆高温
◆湿度
◆紫外線
が挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
熱が加わると劣化しやすくなるのが、樹脂の性質です。ラッシュに使用されているポリブチレンテレフタレートは耐熱性が高いのですが、高温の場所で保管しているとカールが取れやすくなることもあるよう。夏場は保管場所が想像以上に高温になることもあるので、年間を通して一定の温度が保てるよう気を配る酢必要があります。
湿度の高い場所は、カビやダニが発生する懸念があります。また、湿度の高い場所でケースを開け閉めすることで、ケース内が結露する原因になることもあるようです。水滴がついているだけに思われがちな結露ですが、放置しておくことでカビの原因に。サロンの湿度管理はラッシュのためにも必要です。
紫外線は樹脂の劣化や変色の原因になるといわれています。直射日光が当たる場所に保管していると、ラッシュが劣化する可能性もあるでしょう。
グルーを保管する際の注意点とラッシュの保管の注意点は、そう変わりません。ラッシュには使用期限はありませんが、お客様の大切な目元に装着するものです。グルーの保管と同じく、ラッシュの保管にも十分な配慮が必要となります。
グルーの保管についてはこちらの過去記事をチェックしてみてください。
最近の主流は、シートタイプのラッシュですよね。シートタイプの注意点をチェックしておきましょう。
今の主流は使いやすいシートタイプのラッシュです。バラのラッシュでもシートタイプのラッシュでも、使用期限がないという部分では同じ。しかし、シートタイプの場合、劣化しやすいのはラッシュではなくシートやラッシュをシートに固定している接着剤です。接着剤やセロハンテープは、経年劣化で粘着力がなくなったりベタベタしたりということもありますよね。シートタイプについている接客剤もそれと同じで、時間が経つにつれ接着剤に劣化がみられるようになります。
シートには接着剤がついており、その上にラッシュが並んでいる状態です。新しいシートからラッシュを取る際、ラッシュのみ取れるのが通常ですが、シートの劣化が進むとラッシュの根元に接着剤がついたまま取れることもあります。ほんの少量の場合、ぱっと見では分からないことも。接着剤がついたままのラッシュを装着してしまうと、マツエクのモチや仕上がりに差が出ることに加え、肌がとても弱いお客様の場合、肌荒れやアレルギーの原因になる可能性も考えられます。
ラッシュの保管期限が長くなることで懸念されるのは、劣化だけではありません。ラッシュの衛生面に関しても気になるところです。
一度ケースから取り出したラッシュの残りを再度保管するのは、よくあることですよね。一度空気に触れたラッシュには、菌やホコリが付着してしまう可能性があります。そのまま長く放置していると、菌が増殖していることもなきにしもあらずでしょう。もしかすると、まつげダニや結膜炎など、エクステ後の目元のトラブルにつながることもあるかもしれません。ケースから出したラッシュはできるだけ早く使い切るのがベストです。
最近登場している抗菌ラッシュとは、ラッシュの素材自体に抗菌成分が練り込まれており、菌の繁殖を防ぐというものです。お客様の目元トラブルを防ぐのが、抗菌ラッシュの目的。しかし、ここで注意したい点は、保管のための抗菌効果ではないということです。お客様の目元での抗菌効果をしっかり発揮してもらうためにも、ケースから出して早めに使い切るのが正解です。また、抗菌効果はあるものの、ホコリの付着を防ぐ効果はありません。ケースは開けたらすぐに閉める、サロン内を清潔に保つなど、ホコリによる被害を未然に防ぐ必要もあるでしょう。抗菌ラッシュであっても、一度開封したラッシュはできるだけ早く使い切るにこしたことはありません。
シートエクステを手に貼り施術しているアイリストもいるでしょう。消毒しているとは思いますが、ラッシュに皮脂がついてしまうことも考えられます。皮脂は菌の繁殖を促すため、
□皮脂のついたラッシュは装着しない
□手に貼ったシートはほかのシートとは別に保管する
といったことを徹底する必要があります。
シートタイプとバラタイプのラッシュについてはこちらをチェックしてみてください。
使用期限はありませんが、お客様の目元に装着するラッシュの保管と衛生管理には、グルーと同じく細心の注意を払う必要があります。期限がないからといって在庫を持ちすぎず、一度開封したラッシュはできるだけ早く使い切るのが基本です。お客様の信頼とリピートを得るためにも、小さな配慮の積み重ねが大切になるでしょう。
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